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地震発生から10日目…「輪島朝市」一斉捜索続く 能登半島地震

2024年1月10日 11:54
地震発生から10日目…「輪島朝市」一斉捜索続く 能登半島地震
能登半島地震の発生から10日目。石川県内で亡くなった方は203人にのぼり、観光名所『輪島朝市』の火災現場では10日も、警察の一斉捜索が続けられています。中継です。

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現場では2時間ほど前から捜索が再開されました。

冷たい雨が断続的に降る中、ドローンなども使った大規模な捜索が行われています。

元日に発生した地震で震度6強を観測した輪島市では、観光名所の朝市通りで大規模な火災が発生し、店舗や住宅などおよそ200棟が全焼、国土地理院によりますと、およそ4万8000平方メートルが焼失したとみられています。

石川県警などは、9日から、150人を超える態勢で一斉捜索を行っていて、10日朝も午前9時に、警察や消防が現場に集まり、捜索を再開しました。

石川県によりますと、能登半島地震で、10日午前9時までに、203人の死亡が確認され、安否不明者は68人、輪島市が43人で最多となっています。

石川県警などは、13日まで一斉捜索を続け、被害の全容把握を進める方針です。

一方、石川県によりますと、震災後に、ケガの悪化や病気などが原因で亡くなるいわゆる“災害関連死”が、能登町で新たに1人確認され石川県内で7人にのぼります。

被災後の生活環境の改善が課題となる中、輪島市では、医療従事者が運営する“福祉避難所”が開設され、特別な支援が必要な高齢者や体調を崩した人の受け入れが、9日から本格的に始まりました。

福祉避難所に来た女性
「生まれたところだからね。今はいい生活だね。みんなで集まってくるだけいいじゃない」

石川県によると、特に、輪島市では、インフルエンザやコロナウイルスの感染拡大が懸念されていて、避難生活が長引く恐れがある中、“災害関連死”を防ぐため生活環境の改善が課題となっています。