２１日も、北海道から九州にかけての広い範囲で厳しい暑さが続き、体温を超える危険な暑さとなった所があります。また、東北や関東北部など、一部で雷雲が発達しており、天気の急変にも注意が必要です。

北海道から九州にかけての広い範囲で晴れ、厳しい暑さが続きました。最高気温は、山梨県の甲州市勝沼で３７．７℃、山形で３６．９℃など、体温を超える危険な暑さとなった所もあります。

関東地方でも、埼玉県の鳩山や栃木県の佐野、群馬県の桐生などで３５℃以上の猛暑日となり、これらの観測地点では、５日連続の猛暑日となりました。

ただ、上空の寒気や地上気温の上昇により、一部で大気の状態が非常に不安定となり、雷雲が発達しています。１時間雨量は、岩手県の遠野で５３．５ミリ、福島県の田村市船引で５０．０ミリと非常に激しい雨を観測したほか、群馬県のみなかみでも３０．５ミリの激しい雨が降りました。

東北や関東北部、甲信では、２１日夜にかけて、雷を伴って非常に激しい雨の降るおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意が必要です。