15日午前、岸田首相が選挙の応援演説を行う予定だった会場で爆発がありました。男1人が逮捕され、岸田首相にケガはありませんでした。男の身柄がある和歌山西警察署から中継です。

現場で確保された男はこちらの警察署に移送されました。男は、「弁護士が来てからお話しします」 と供述しているということです。

事件は15日午前11時30分ごろ、衆議院補欠選挙で、岸田首相が応援演説を予定していた和歌山市の会場で起きました。複数の目撃者によりますと、岸田首相が演説を始める直前、演壇の方に何かが投げ込まれ、その後、爆発がありました。岸田首相は、爆発の前に避難し無事でした。

現場にいた人「首相がいる方向を見ていたら（爆発物のようなものが)後ろから飛んでいったのが目に入った。後ろ見たら漁師が（男を）羽交いじめにしていて『こいつや』とか言っていた」

爆発の直後、リュックを背負った男が取り押さえられ、そばに発煙筒のような物が落ちていました。

警察によりますと、男は、免許証の情報などから、兵庫県川西市に住む職業不詳の木村隆二容疑者（24）で、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されました。

調べに対し、「弁護士が来てからお話しします」と供述しているということです。