「バブル」に穴? 新橋に豪代表選手らが…
東京五輪では、出場する選手が一般人と接触しないようにする「バブル方式」が採用されていますが、28日、東京・新橋には、オーストラリア代表の選手らの姿が…。
28日に東京・新橋で撮影された写真には、オリンピックに出場したオーストラリア代表の選手らが写っていました。すぐ奥には新橋駅があり、そばには一般人とみられる男性の姿もあります。
オーストラリア選手を目撃した人
「うわって。選手村出てんじゃんっていうのは思いました」
オーストラリア選手を目撃した人
「20~30人くらい。誰かがなんか、引率している感じでしたよ。それは日本人です」
実は、帰国前にPCR検査を受けるためだったといいます。
一般人と接触しないようにする「バブル方式」の“穴”とも指摘されたこの行動。ただ、組織委員会によりますと、組織委員会の管理のもとで民間の検査機関まで案内したもので、問題はないとしています。
大会関係者をめぐっては、29日、新たに27人の感染が判明。1日あたりとしては過去最多になりました。
また、新型コロナに感染したボート競技の審判員が再検査を受けるため、宿泊療養施設から無断で外出していたことも明らかに。審判員はすでにワクチンを打っていて、「陽性になるのはおかしい」「陰性を証明して試合に出たかった」と話しているといいます。
一方、オリンピックの試合前夜に「陽性」が判明し、ホテルでの隔離生活を余儀なくされたのは、自転車ロードレースのドイツ代表、シモン・ゲシュケ選手(35)です。
自転車ロードレース・ドイツ代表、シモン・ゲシュケ選手(35)
「オリンピックのために来たのに、隔離期間を過ごして精神的には参っています。ここは刑務所ではないけど、刑務所のようだ」
体調には問題ないものの、“刑務所のように感じる”という隔離生活も8日目に。
シモン・ゲシュケ選手(35)
「窓を開けてはいけないのが厳しい。新鮮な空気を吸いたいけど、それができません。食べ物は毎日同じようなものばかりで、あまり良い気はしませんね」
1日3回、ロビーで食事やタオルなどをもらうため、部屋を出ることを許されているといいます。
シモン・ゲシュケ選手(35)
「日本の組織委員会のコロナ対策はしっかりしていると思います。オリンピックが良い形で終わることを願います」