隔離生活は「まるで刑務所」ドイツ代表選手
ホテルの一室でテレビ中継を見ながら、トレーニングをしているのは、東京オリンピック自転車ロードレースのドイツ代表シモン・ゲシュケ選手(35)です。
本番前夜、新型コロナウイルス検査で陽性とわかり、レースに出場できなくなりました。待ち受けていたのは、まるで“刑務所”のようだという過酷な“隔離生活”です。
自転車ロードレース・ドイツ代表 シモン・ゲシュケ選手(35)
「この隔離期間で精神的に参っています。ここは刑務所ではないけど、刑務所のように感じる」
原因のひとつが…
自転車ロードレース・ドイツ代表 シモン・ゲシュケ選手(35)
「窓を開けてはいけない。新鮮な空気を吸いたくなりますが、それができません」
部屋から出られるのは、食事などを受けとる1日3回のわずかな時間のみ。その毎日の食事についても…
自転車ロードレース・ドイツ代表 シモン・ゲシュケ選手(35)
「食事は毎日同じようなものばかりで、いい気はしません」
隔離生活も8日目を迎えたゲシュケ選手。一部の対応に不満を感じると話す一方で…
自転車ロードレース・ドイツ代表 シモン・ゲシュケ選手(35)
「日本の組織委員会のコロナ対策はしっかりしていると思います。大変な状況ですがオリンピックが開催できたのはよかったと思います。選手は大会を楽しみにしていましたし、日本で戦いたいと願っていましたから」
チームメートからは陽性者が出ず、日本の対応に感謝している部分もあると話します。
自転車ロードレース・ドイツ代表 シモン・ゲシュケ選手(35)
「ありがとう」