神奈川県の黒岩知事は鎌倉市の海岸を視察し、県内の医療崩壊が目前に迫っているとして、地元住民以外は海岸へ来ないよう呼びかけました。

鎌倉市では、新型コロナウイルス感染拡大のリスクが懸念されるとして海水浴場を設置していませんが、訪れる海水浴客のためこの夏もライフセーバーを常駐させています。

４日、神奈川県の黒岩知事は、由比ガ浜の海岸を視察し、ドローンを用いた浮き輪投下訓練など安全対策を確認した上で、事故や熱中症の際でも、現在の状況では搬送する病院が見つからない可能性があると危機感を示しました。

神奈川県・黒岩知事「いわゆる医療崩壊直前の状態です。なるべくこの海には地元の方以外は今年の夏は来ないでください。我慢していただきたい」

県内では、緊急事態宣言を受けて４日から葉山町の海水浴場が休場したほか逗子市も２日に海水浴場の休場を決めています。