広島76回目「原爆の日」 式典は規模縮小
広島は6日、76回目の「原爆の日」を迎えました。新型コロナウイルスの影響で平和記念式典は規模を縮小して開かれました。
原爆慰霊碑前では、夜明け前から、被爆者や遺族らが祈りを捧げていました。午前8時から始まった平和記念式典。去年に続き、感染防止対策のため、例年の10分の1以下のおよそ800人が参列しました。
広島市・松井一実市長
「日本政府には、被爆者の思いを誠実に受け止めて、一刻も早く核兵器禁止条約の締約国となるとともに、核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たしていただきたい」
被爆者の平均年齢は84歳近くに達しました。この1年で4800人が亡くなり、慰霊碑に眠る死没者はおよそ33万人になりました。被爆地ヒロシマはきょう1日、深い祈りに包まれます。