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“自宅で診察”依頼急増…逼迫する医療現場

2021年8月6日 18:48
“自宅で診察”依頼急増…逼迫する医療現場

新型コロナウイルスの新規感染者が、5日初めて5000人を超えた東京都内で、6日、4515人の感染が確認されました。感染者が拡大し、医療現場がひっ迫しています。

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東京都では、6日、新たに4515人の感染が確認され、3日連続で4000人を上回りました。一方、重症者は6人増えて141人となったほか、新たに4人の死亡も確認されました。

小池都知事
「夏休みのこの時期に、改めてしっかり対応することが重要。改めて不要不急の外出の自粛・旅行帰省の中止・延期をお願いしているところです」

急速な感染拡大に、街の人は─。

「多いですね。こわいですよね」
「減らないですね、やっぱり。なんか周りを見ると、結構みんな外に出てるのかなと思う」

東京・葛飾区にある保育園は、園内に広がらないよう細心の注意を払っていました。

キャンディパーク保育園・武藤大助園長
「私たちが子供たちをよく観察して、子供たちの変化に早く気づいてあげること。これを徹底してます」

保護者からは不安の声が─。

保護者
「家庭内だとマスクしてないから、うつりやすいのかなと思って」

一方、6日の大阪府の新たな感染者は、1310人でした。これまで最多だった4月28日と5月1日の1260人を超え、過去最多を更新しました。さらに、神奈川県で2082人、千葉県で1057人といずれも過去最多の感染者数となっています。

    ◇

感染拡大に歯止めがかからない中、首都圏を中心に患者の自宅で診察を行う医療サービスは─。

患者
「今日の昼くらいから、熱が出ている感じです」

新型コロナに感染した疑いのある男性を診察していました。

医師
「陽性者との接触はあったりしましたか?」
患者
「ありました。陽性の人と一緒に食事に行ったり」

新型コロナによる発熱などにより、自宅での診察の依頼が、先月下旬から急増しているといいます。

コールドクター・丸山浩司医師
「対応できる医師の数を増やしているところなんですけれども、患者さんからのニーズが急増して十分に応えられていない」

休日になると1日で200人近くの患者を診ることもあり、急増する患者の対応に追われているといいます。

医療の現場はひっ迫しています。