「超促成栽培」サクランボ、日本一早く全国に初出荷 山形・天童市
山形県天童市のハウスで育てられた「超促成栽培」のサクランボが4日、全国に初出荷されます。現地では準備が進められました。
雪の中たたずむハウスの中で、真っ赤に実る初夏の味覚、サクランボ。天童市荒谷にある花輪和雄さんの温室ハウスでは、県内で唯一「超促成栽培」の手法で育てたサクランボを毎年1月4日に日本一早く出荷しています。4日朝から従業員たちが収穫作業に追われていました。
去年の6月上旬からサクランボの鉢植えを4か月間、冷蔵庫に入れた後、10月上旬から暖かいハウスの中で育てることで「春が来た」と勘違いさせ、この時期に収穫できるようにしています。
花輪和雄さん「色上がりも良く出て、平年並み以上(の品質)。温暖化(の影響)をできるだけ抑えて、栽培できるような環境になればいい」
この日、収穫されたのは、およそ50キロ分。今年はやまがた紅王と紅秀峰、そして佐藤錦、あわせておよそ100キロの出荷を見込んでいて、4日夕方に全国各地の市場に出荷され、5日に初競りにかけられます。
最終更新日:2025年1月4日 14:18