感染対策徹底の都内水族館…客“6割”減も
都内の水族館では感染対策を徹底しながら営業しています。今年の夏休みも来場者はコロナ前の約6割減と、例年より少ない状況となりました。
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緊急事態宣言が延長される東京。都内の水族館では、感染対策を徹底しながら営業しています。
「たのしいでーす。楽しいけど夏休みの宿題がやだ」
都内から来館「出かけるのも人のいない時間帯だったりなるべく平日に」「旅行とかも全然行けていないので近場に連れてきました」
しながわ水族館広報担当・清水雄矢さん「今年の夏休みもお客様は例年より少ない状況となりました。コロナ前の約6割減」
ショーの時間を短くしたり混雑時は入場を制限したり、我慢が続く中、うれしいニュースが。先月、池袋サンシャイン水族館から2匹のコツメカワウソが引っ越してきたのです。
「かわいかった。顔がかわいい」と、さっそく人気となっていました。
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まん延防止から宣言へと変わった群馬。温泉で知られる草津町では観光業にたずさわる人から不安の声が聞かれました。
人力車の車夫「(コロナ前の)2年前まではあふれんばかりの人出で活気がありましたけど、今はこんな状態でどうにもなりませんね」
夏休みシーズンですが、例年に比べると激減しているという観光客。
土産物店「感染も気になるので、できることをしてということしかないですが。頑張ってこらえるだけです」
しかし。
東京からの観光客「実家の階段も壊れていたので、それを修理しがてら。子どもらはPCR検査をして、私はワクチン打っているので大丈夫かなと」「緊急事態宣言出る手前で予約しちゃって」「旅館の中でもマスク着用して、お風呂は大浴場ではなく貸し切りの方で」
群馬県では20日から全域で、酒類を提供する飲食店やカラオケボックスなどに休業を要請し、そのほかの飲食店は、午後8時までの営業時間短縮を求められます。
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兵庫と京都も、20日から緊急事態宣言が始まりました。世界遺産・清水寺の周辺では、市営の駐車場が閉鎖され、参道では、営業を続けている土産物店もありますが、人通りはまばらです。
瓢箪屋・大井秀民店主「きょうなんかでもこんな調子だから、(売り上げ)1000円ぐらいかな。厳しいですよ」
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緊急事態宣言を受けて県庁でも本格的なテレワークが始まりました。フロアはがらんとしています。
静岡県も20日から宣言の対象地域に。これまでは職員の2割を目標にテレワークを進めてきましたが、20日から一部部署をのぞき出勤者を原則7割削減し業務にあたります。
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宮城県は20日から、まん延防止等重点措置に追加され仙台市が対象区域となっています。
「最近、宮城県は結構増えてきたから、来るなとは覚悟してました」
仙台市では、飲食店での酒類の提供停止や大型商業施設の時短営業などが求められます。
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一方、山形県では一足早く夏休みを終え、20日が小学校の始業式のピーク。宿題を抱えた子どもたちが元気に登校しました。感染防止のため式はリモートで実施。
校長「2学期もがんばるぞー!」
1年生にとっては初めての夏休み。
「ママのばあばとお墓に行きました」「(Q 親戚とか集まった?)してなかった」「(Q 2学期の目標は?)できないことにチャレンジしてみたい。マラソンはやくなりたい」
全国的に子どもたちへの感染も広がる中、みんなが元気に始業式を迎えられるよう願ってやみません。