「警察白書」公表 “体感治安”改善は限定的…広域連続強盗などで「不安が広がっていることが懸念される」
警察庁は25日、今年の警察白書を公表しました。その中では、体感治安について広域連続強盗事件などで「国民の間に不安が広がっていることが懸念される」と分析しています。
今年の警察白書では、刑法犯の認知件数と体感治安の関係について触れ、犯罪情勢は統計上、着実に改善する一方、国民の体感治安の改善は限定的だと指摘しています。その上で、広域連続強盗事件や岸田総理大臣の襲撃事件の発生などにより、「国民の間に不安が広がっていることが懸念される」と分析しています。
また白書では、公認会計士の資格を持つ捜査員やエンジニアとしての経歴を生かすサイバー犯罪捜査官なども紹介。複雑化する治安課題に対処する高度な専門性を持った様々な人材の確保を、引き続き強化していくことが必要だとしています。