サイバー犯罪が深刻…対策強化を 警察白書
今年の警察白書では、サイバー犯罪やサイバー攻撃が深刻な情勢だとして、海外の捜査機関との連携など対策強化の必要性を強調しています。
今年の白書では去年、全国のサイバー犯罪の検挙件数が過去最多の9875件にのぼり、依然として不正送金事案などが相次いでいるとしています。また、新型コロナウイルス関連のサイバー犯罪とみられる事案が887件あったことにも触れました。
サイバー攻撃では国家レベルの関与が疑われるものもあり、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)などを狙った攻撃は、中国の人民解放軍が関与した可能性が高いことが明記されました。
また、東日本大震災から10年となり、大規模災害時の即応部隊の体制強化など、災害対策への取り組みもまとめられました。