米パイプラインにサイバー攻撃 GSで混乱
アメリカ最大級の石油パイプラインがサイバー攻撃を受け、操業を一時停止していた影響で、一部のガソリンスタンドでは、品切れや値上げ、行列ができるなど混乱も広がっています。
首都ワシントン中心部のガソリンスタンドでは、車の長い列ができていました。
ドライバー「ニュースでガソリン不足だと言うので、満タンにしようと思って」「ガソリンがない。入れようとしてるんだけど、ないんだよ」
有力紙ワシントンポストは、南東部11の州と地域で供給不足が起きていると伝えています。ノースカロライナ州のガソリンスタンドでは、順番待ちをしていた男女が口論からつかみ合いとなる事態も起きました。
こうした中、パイプラインの運営会社はさきほど、「操業を再開した」と発表しました。ただ、供給が正常に戻るには「数日かかる」としています。
バイデン大統領「今回の事案は(サイバーセキュリティーの訓練に)投資する重要性を示した」
今回の事態を受けて、バイデン大統領は12日、サイバー攻撃が起きた際の政府と民間企業の情報共有を改善し、サイバーセキュリティーを強化する大統領令に署名しました。