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大規模サイバー攻撃 中国人民解放軍指示か

2021年4月20日 13:48
大規模サイバー攻撃 中国人民解放軍指示か

JAXAなどおよそ200の企業や研究機関が、大規模サイバー攻撃を受け、警視庁公安部が捜査した結果、攻撃は中国の人民解放軍の指示のもと、中国のハッカー集団が行っていたとみられることがわかりました。

警視庁公安部によりますと、2016年から翌年にかけ、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)や防衛関連企業などおよそ200の機関がサイバー攻撃を受けていましたが、この攻撃に使われたレンタルサーバーを5回にわたり偽名で契約したとして、公安部は中国共産党員で中国在住のシステムエンジニアの30代の男を書類送検しました。

男が契約したサーバーのIDは転売されて中国のハッカー集団「Tick」へ渡りサイバー攻撃に使われたとみられています。

また、「Tick」の背後には、山東省青島を拠点とする人民解放軍のサイバー攻撃専門部隊第61419部隊がいるとみられ、警視庁公安部は、この部隊がサイバー攻撃を指示していたとみて、実態解明をすすめています。