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コロナ禍で進化「おにぎり」持ち帰りも順調

2021年8月27日 22:56
コロナ禍で進化「おにぎり」持ち帰りも順調

家でも職場でも手軽に食べられる「おにぎり」。実は8月が一番購入されています。そのおにぎりが今、コロナ禍で進化しています。

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東京・戸越銀座。コロナ禍の去年オープンしたのは、おにぎりの専門店です。作り置きせず、注文を受けてから作るのが特徴で、ご飯に入れる具材は40種類以上。

実は今年、売り上げが伸びているというのです。

戸越屋 木本英二店長
「圧倒的に持ち帰りが多いです。割合でいうと6~7割が持ち帰り。(持ち帰り客が)“高いおにぎりを食べようかな”という志向が出ているのかな」

自宅で食べる用に、ちょっとリッチなおにぎりを選ぶ人が増えているといいます。

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おにぎりといえばコンビニ。ファミリーマートでは、コロナ禍で「おにぎり」にある影響が出ています。

ファミリーマート デリカ食品部・米飯グループ 椎名早苗さん
「コロナ禍で、直接手に触れてしまうというところで、なんとか手を触れずに食べられる方法はないかと、春くらいから思案を重ねておりまして」

そして7月、満を持してリニューアルしたおにぎりが登場しました。一見、これまでと変わっていないように見えますが、パッケージには何やらイラストがあります。

ファミリーマート デリカ食品部・米飯グループ 椎名早苗さん
「開け方のアイデアをパッケージに記載して展開」

説明通りにパッケージを外すと、素手でおにぎりに触れることなく、食べられるようになるというのです。

さらに塩の振り方を変えるなどの変化も加えたといいます。

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実は、8月というのは「おにぎり」業界にとって重要な月。総務省の家計調査によりますと、おにぎりが最も購入されている月は、2000年以降、すべて8月なんです。

ファミリーマート デリカ食品部・米飯グループ 椎名早苗さん
「(8月は)例年であれば、外出・レジャー・帰省があって、おむすび自体の売り上げも高い月ではあります」

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夏に売れるというおにぎり。ある回転ずしチェーンも新業態を出しました。

FOOD&LIFE INNOVATIONS・むすび寿司事業責任者 鶴才さん
「見た目はおにぎりなんですけど、実は“お寿司”なんです」

その名も、「むすび寿司」。

酢飯にマグロなどの具材を入れて握る商品で、具はしょうゆと混ぜるため、握り寿司と違い、食べる際にしょうゆを付ける必要はないといいます。

お店は去年オープンしました。

FOOD&LIFE INNOVATIONS・むすび寿司事業責任者 鶴才さん
「既存のお寿司だと、なかなか食事をするシーンが広がらないということから、この形にして。お仕事中のオフィスだったり、そういったところで手軽にお寿司というものを楽しんでいただけるようにこの業態をつくりました」

コロナ禍の生活に対応するため、「おにぎり」にも変化が起きています。