富山市にあるお店に設置された自動販売機。販売していたのは富山県の郷土料理で駅弁としても有名なますを使った押しずし、「ますずし」です。

富山市にある「ますのすし本舗　源」の店舗では、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少。売り上げは２割から３割ほど減ったといいます。

また、時短営業を強いられ、厳しい状況の中、新たに導入したのが自動販売機です。閉店後の午後４時から翌朝の開店まで店外に設置されるといいます。

ますのすし本舗　源・富山インター店　磯井清店長
「せっかく来られて（時短営業で）店が閉まってるということはお客さまもとても残念に思われると思いますので、そういう方が自販機を通して、『ますのすし』を買っていただける機会が増えるのは本当にうれしいことです」

また、メリットは他にもあるといいます。

磯井清店長
「特にパートは主婦の方が多いですから、時間が短くなって働きやすくなっているとは思います」

コロナ前は観光客の接客など、朝早くから夜遅くまでと従業員の長時間労働が課題となっていましたが、その短縮にもつながるのではと期待しています。

この自販機、１０月上旬には、県内の２店舗にも設置する予定だということです。