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海老蔵「ハードなり」配役変更経て初日

2021年9月2日 20:44
海老蔵「ハードなり」配役変更経て初日

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが2日、千葉県成田市で歌舞伎公演の初日を迎えました。先月27日に新型コロナ感染が発表された市川九團次さんに代わり、市川齊入さんが出演しました。

市川海老蔵さんの歌舞伎公演「古典への誘(いざな)い」が2日、千葉県成田市の成田国際文化会館で初日を迎え、海老蔵さんのほか市川右團次さん・右近くん親子らが出演しました。

先月27日、この公演に出演予定だった市川九團次さんの新型コロナウイルス感染が発表され、九團次さんは全日程を降板。主催者によりますと、他の出演者は再度のPCR検査で全員の陰性が確認されたため、感染対策を行った上で予定通りの開催を決定したということです。

初日まで1週間を切る中、急きょ市川齊入さんが出演者に加わり、他の俳優たちも役割を変更するなどして迎えた2日の公演。演目は仙台藩伊達家のお家騒動を題材とした「三升先代萩(みますせんだいはぎ)」で、海老蔵さんは主要な七役を早変わりで演じました。感染対策のため、歌舞伎に欠かせない大向こうの掛け声はなく、観客は大きな拍手を送っていました。長女・ぼたんさんと長男・勸玄くんも客席で観劇。

海老蔵さんは公演終了後にブログを更新し、「初日二回公演は本気で大変っす」「ハードなり」とつづりました。公演は全国16か所で27日まで行われる予定です。

写真:(c)安井信介

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