政府は地球温暖化対策推進本部の会合を開き、５年ぶりに改定する「地球温暖化対策計画」の案をとりまとめ、了承されました。

「地球温暖化対策計画」とは、今後の日本の気候変動対策を具体的にどのように進めていくかを示す計画で、今回、５年ぶりに改定されます。

政府は、２０３０年度までに温室効果ガス排出量を２０１３年度比で４６％削減することを目指していますが、さらに５０％の高みに向け挑戦を続けていくと記されました。

その上で達成に向けた具体的な削減量が部門ごとに示され、電気やガスなどのエネルギーを使うことに伴う二酸化炭素の排出量を家庭部門では、２０１３年度比で３９％削減から６６％削減へと大幅に引き上げる計画が示されました。

また工場などの産業部門では７％から３８％削減へ、ホテルやレストラン、会社などの業務部門では４０％から５１％削減へと引き上げる計画です。

今後、一般からの意見公募を経て、地球温暖化対策について話し合う国連の国際会議、ＣＯＰ２６までに閣議決定をする見込みです。