いいね25万件も…お店の「張り紙」に反響
今、お店の前の「張り紙」が話題になっています。誰でも思わずクスッと笑ってしまうような、その内容とは?
■いいね25万件…お休みせざるを得ない“非常事態”とは?
東京・品川区にあるお弁当販売店『ランチハウス北品川弁当』では、先月末、店に張り出したある張り紙が話題に。そこに書かれていたのは。
──ナ…ナント!!息子の夏休みの宿題が“全く”終わっていません!!非常事態の為8/27(金)夜営業をお休みさせて頂きます。
息子の夏休みの宿題が終わっていないという“非常事態”のお知らせです。この張り紙を見たお客さんがSNSに投稿すると、25万件近くのいいねがつく大きな反響を呼びました。当時、宿題はどのくらい残っていたのか聞いてみると……
店長・光島祐理子さん「気がついたときには5分の1くらいしか終わっていなかった。見たときにはもう言葉を失う感じでした」
宿題を残してしまったのは小学1年生の息子・世夏くん(7)。登校日である9月6日を目指し、おねえちゃんと急ピッチで進めました。
果たして宿題は終わったのか?学校終わりの世夏くんに話を聞くと……
世夏くん「算数終わって国語終わった」
宿題は完成!と思いきや……
世夏くん「ここに思い出を書くの」
──終わりそう?
世夏くん「まだ終わんないけど、ちょっと上に行ってこれやる」
絵日記だけは終わらなかったということです。
■「正直過ぎる」たい焼き店の張り紙に反響
続いて、埼玉・行田市にある『たい焼き処 分福屋 厚之助』が張り出したのは……
──正直にいいます。どんぶり勘定であんこをたっぷり入れていましたが、利益がなく、店がつぶれそうなので、あんこをへらします。ゆるしてください。
あんこを減らすという“謝罪文”です。しかし、この張り紙をSNSに投稿したところ……
──正直過ぎますよ(笑)
──こういう正直さはむしろ応援したくなる!
正直さが反響を呼び、6万5000件以上のいいねを集めています。
張り紙について店長に聞いてみると……
店長・橋本純也さん「たい焼きにしては高い。1匹220円にするからには中身をちょっと増やさないと申し訳ないなという気持ちがありまして」
お客さんに満足してもらおうと目分量であんこを増やしていった結果、なんと、気づかぬうちに元々の量に比べてあんこの量が2倍ほどになっていたというのです。
店長・橋本純也さん「採算がとれない。売っても売っても利益が出ないぞということになりまして、経営難に陥りまして」
店をたたむか、あんこを減らすか。苦渋の決断の末、店の事情を正直に伝えることにしたといいます。
■ピンとくる?ほぼ毎日…マニアックな“特撮ネタ”
店が出す張り紙の中には一風変わったものも。6日朝、男性が店のシャッターに張っていたのは、内容を読んでも聞いても、いまいちピンと来ないマニアックな内容です。
店長「昔あったゴジラのゲームで、初代ゴジラを倒した芹沢博士が巨大な怪獣になって街を襲うという隠れキャラがあったので、そのネタを書いた」
張り紙を張っているのは新宿区にある『特撮カフェバー ぷらんたん』。店の特徴でもある「特撮」をテーマに、店長がほぼ毎日、張り紙を替えているということです。
店長「(新型コロナで)休業中もお客さんに忘れてほしくないなとか、何かしら面白いネタをやって笑いになったらということですね。ちょっと前向きにやりたいので」
再び店をオープンできる日を信じて。これからも、あえてマニアックな張り紙を張っていくということです。