政府の緊急事態宣言が今月末まで延長されたことを受け、東京都は、酒類を提供する飲食店への休業や、都民への外出自粛などの要請を継続します。

小池知事
「新規陽性者数は減少し始めたものの極めて高い値が継続しております。ここでしっかり人の流れを抑えて、接触を徹底的に減らさなければなりません」

東京都は、宣言の延長に伴い、酒類を提供する飲食店には休業要請を、提供しない場合は夜８時までの時短営業を要請するほか、都民には引き続き、外出の自粛を求めます。

都立高校は、今月後半のシルバーウイーク中の平日は、全てオンライン授業にします。また、ワクチン接種の進捗を踏まえた緩和策について、小池知事は、都の認証を受けた飲食店およそ９万店を対象に、緩和策を検討する考えを示しました。

一方、新型コロナ患者を受け入れる一部の病院で、病床使用率が低く、確保病床の申告数と実態がかい離している“幽霊病床”問題については、「やはり国費を投じているし、病床確保や医師・看護師の派遣などで協力いただくことが、タックスペイヤーに対しても報いることになる。国とも連携しながら病床の確保を進めていく」と述べました。