ペンギンに新たな日よけ小屋 “心配事”は
愛知県名古屋市にある水族館の人気者、ペンギンたちに20日、あるプレゼントが贈られました。
◇
それは真新しい小屋です。実はペンギンたちは運動不足解消のため散歩をしていたのですが、コースにある日よけ小屋は柱と屋根だけの簡素なモノでした。そこでボランティアの学生たちが、新たな日よけ小屋を作ることとなりました。
「あぶない、あぶない」
試行錯誤し作業すること5日、階段が2か所もついた立派な日よけ小屋が完成しました。
◇
新しい日よけ小屋でペンギンも散歩を楽しんでくれるかと思いきや、飼育員には心配事が─。
飼育員
「今までになかった物があったりすると、びっくりしてそこで止まったりするので」
実は、ケープペンギンは、臆病な性格だといいます。そのような心配の中、お散歩が始まりました。器用に階段をおり、石の障害物も無事越え、順調に新たな小屋へと向かっていると突然、1羽が飼育小屋の方へ戻ってしまいました。
「みんな行っちゃったよ、行こうよ」
飼育員の呼びかけに再び歩き出したかと思いきや、またも飼育小屋の方へ逆戻りしました。最後は飼育員さんに抱えられて、新しい日よけ小屋に無事到着しました。