コロナ禍でも楽しめる“イマドキの散歩”
スポーツの秋となりましたが、コロナ禍で思うように運動ができない今、散歩やウオーキングが注目されています。その歩き方も様々で、ちょっときつい坂道も楽しみながら散歩できるものや“歩かない散歩”も登場しています。
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21日、都内の商店街を訪ねると、通りに飾られていたのは「かかし」。その数なんと、132本。
実はこれ、街おこしの一環で今月から始まった、かかしのコンクールで、今年で24回目となります。
深川資料館通り商店街協同組合・分部登志弘理事長「(かかしを)ずっと並べておけば、普段歩かない人でも見ながら歩くじゃない、それが目的に」
およそ800メートルにわたり、100以上の店が並ぶ商店街。かかしを置くことで、歩いて見て回りながら、運動不足解消につなげてもらいたいといいます。
主婦(70代)「いろいろあって楽しいんですよね。普段全然歩かないんでちょうどいいんですよね」
今、密を避けられるとコロナ禍で注目されているウオーキングや散歩。先月、LINEが行った健康に関する調査でも、普段している運動やスポーツの第1位に選ばれました。
■東京23区の地形の高低差が一目瞭然の地図登場
高まる散歩人気に、東京23区の地形の高低差がわかる地図まで登場しています。色分けされていて、高いところと低いところが一目瞭然です。
昭文社ホールディングス広報担当・竹内渉さん「東京23区凸凹地図という地図を出させていただきました」「特徴としては、階段とか坂に関しては、かなり網羅的に載せているんですね」
この地図は、おすすめのスポットも、吹き出しで紹介されていて、去年12月に発売されると、増刷がかかるほど売れ行きが好調に。
今月下旬からは、多摩・武蔵野版や横浜・川崎・鎌倉版も販売されるということです。
昭文社ホールディングス広報担当・竹内渉さん「高低差ってなんかちょっと疲れちゃうとか、邪魔なものっていう認識になりがちかもしれないんですけど、こういった高低差地形に注目して、普段の暮らしを充実させていっていただければなと思います」
■千葉県の公園には車輪が3つついた乗り物が
千葉市中央区の千葉公園ではちょっと変わった“散歩”が楽しめます。公園のすぐ近くにあるカフェにあったのは、車輪が3つついた乗り物。
カフェを運営する拓匠開発・石井友美さん「こちらはウォーキングバイシクルという名前になっております。立ったまま歩いているようにペダルをこげる、新感覚の乗り物になっております」
今月から1時間500円でレンタルを開始。歩くように、ペダルをこぐと進みます。
ブレーキ操作は自転車と同じで手で行い、電動アシストもついているということです。
カフェを運営する拓匠開発・石井友美さん「ここ周辺が秋色に染まっていきますので、周辺をぐるっとお散歩していただくだけでも楽しんでいただけると思います」
今の時期なら、運動不足解消だけでなく、秋の景色も楽しめる散歩。工夫を加えるとより一層魅力的なものになりそうです。