都内でサル捕獲 目撃相次いだ個体と同一か
22日、1匹のサルが東京都内で捕獲されました。場所は羽田空港です。この1か月、都内の各所で目撃が相次いだサルと同じサルなのでしょうか。
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ブルーシートに覆われた大きなケージの中にいたのは、1匹のサルでした。もの悲しげな表情でこちらを見つめ、その後、天を仰ぎました。実は、ケージがあるのは羽田空港の敷地内。サルは、午前7時前、飛行機の格納庫内にある作業部屋に入る所を整備士によって発見されました。
サルを発見したJALメンテナンス整備士・武藤美希さん
「ウソでしょ!って思いました。東京にサルっているんだと」
その後、警察や区の職員が駆けつけ10人態勢での大捕物が始まったといいます。都内ではこの1か月、各所でサルの姿が目撃されていました。
すばしっこく逃げ続け、捕獲することはできません。番組の調べでは板橋区で初めに目撃された後、同一個体かは、わかりませんが、23区などをぐるりと周遊し、先週には、品川区で目撃されました。
22日、ついに、大田区の羽田空港で捕獲となりました。サルを部屋に追い込んだ後は、6時間もこう着状態が続いたといいますが、午後1時前─。
サルを発見したJALメンテナンス整備士・武藤美希さん
「(サルが)部屋の中をあちこち走り回って、部屋の隅の方に隠れてた所を、網をかぶせて」
最後は大暴れしたというサル。格納庫内の電線がかじられたものの、けが人はいませんでした。サルの処遇については区などが協議中だということです。