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途中までエスカレーター“全線開通”博多駅

2021年9月29日 20:06
途中までエスカレーター“全線開通”博多駅

福岡市の博多駅にあるエスカレーター。途中でエスカレーターは途切れ、そこからは階段が続く不思議な構造で、長年、地下鉄から新幹線に乗り継ぐ利用者を困らせていました。

そのエスカレーターがついにリニューアル。新幹線改札口まで1本で行けるエスカレーターが誕生したのです。

利用者
「荷物がある時は『ああ、階段やった…』という感じで。(エスカレーター1本に)変わってよかったなと思います」

そもそも中途半端なエスカレーターになってしまった要因は「管轄」の問題でした。踊り場から上をJR西日本が、下を福岡市が所有していて、36年前に福岡市が下の部分にだけエスカレーターを設置していました。

しかし、その不便さに苦情が殺到。そこで福岡市とJRが協議を続け、踊り場で途切れることのない1本のエスカレーターが実現したのです。さらに、上りのみだったエスカレーターに下りも新設されました。

出張で博多に来た人
「(階段だったら)荷物を持たなきゃいけないし大変だったと思う。(エスカレーターができて)ありがたい話です」

新幹線で福岡に来た人にも好評のようです。

福岡市交通局 田村紀人施設課長
「この日をむかえられたことはホッとしています。ますます利用者が増えて、にぎわいのある博多駅になればいいなと希望しています」