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大阪の真ん中・道頓堀川で「ニホンウナギ」捕獲 商店街は“地元の名物”に期待

2023年1月11日 19:49
大阪の真ん中・道頓堀川で「ニホンウナギ」捕獲 商店街は“地元の名物”に期待

大阪一の繁華街、ミナミの中心部を流れる道頓堀川。少し濁っているこの川で驚きの発見がありました。「ニホンウナギ」が見つかったのです。

おおさか環農水研 山本義彦主任研究員
「こちらが道頓堀川で見つかったウナギになります」

去年11月、大阪府立の研究所が道頓堀川を調査していた際に発見しました。道頓堀川でニホンウナギが捕獲されたのは今回が初めてです。調査では11匹捕まえたということです。

日本や中国などの河川に生息するニホンウナギですが、2014年には国際自然保護連合が絶滅危惧種に指定しています。

なぜ、都会のど真ん中でウナギが見つかったのか。専門家に話を聞きました。

近畿大学農学部 渡邊俊准教授
「(道頓堀川は)昔はものすごくヘドロがあったり、油がはっていたり、ものすごく汚いイメージがあったと思うのですが、今はものすごく水質が良くなっていると思います」

道頓堀川といえば、かなり汚いイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。しかし、下水道や水門の整備に加え、地道に行われた川の清掃などのかいもあって、今では水質が劇的に改善しているということです。

このうれしいニュースに川近くの商店街からは、早くも“地元の名物”にしたいとの声が上がっていました。

道頓堀商店会 谷内光拾事務局長
「『道頓堀ウナギ』ってできたらええなと思うくらい、やはり繁華街でこんなに水のあるところって珍しいので、より道頓堀は楽しいエンターテインメントの街になるかなと思う」