河井克行被告「全ての責任は私ただ一人に」
公職選挙法違反の罪に問われ、一審で実刑判決を受けた元法務大臣の河井克行被告が21日、控訴を取り下げ、懲役3年の実刑判決が確定しました。河井被告は「今回の件の全ての責任は私ただ一人にある」などとコメントを発表しました。
元法務大臣の河井克行被告は、妻の案里元議員が初当選した2019年の参議院選挙をめぐり、広島県の地元議員らを買収したなどとして今年6月、懲役3年、追徴金130万円の実刑判決を受けていました。
河井被告側は、この判決を不服として控訴していましたが、弁護人によりますと、河井被告は21日、控訴を取り下げたということで、実刑判決を言い渡した1審の判決が確定しました。
これにあわせて河井被告はコメントを発表し、「できるだけ速やかに刑に服する決断をいたしました」「今回の件の全ての責任は私ただ一人にあり、私が全てをお引き受けする覚悟です」などと記しています。