愛知県豊田市の取水施設で大規模な漏水が発生し農業用水が停止している問題で、25日、一部の地域で試験的に水の供給が再開されました。

25日朝から試験的に農業用水の供給が行われているのは、安城市や刈谷市など一部の地域で、明治用水を利用する農地のおよそ4分の1となります。

用水を管理する明治用水土地改良区によりますと、水を供給する農地の面積が広い水路から優先して供給しているということです。26日以降、明治用水を利用するほかの地域でも順次、試験的な給水を実施する予定で、今月中に本格的な再開を目指すとしています。

また、漏水のあった施設では、川底の穴の状態を調べるために土のうを積んで水の流れを変える作業が24日から始まりました。東海農政局は今後、漏水の原因を調べ、復旧工事を検討する方針です。