金沢駅前で水道管破損 水あふれ…道路冠水
石川県にある金沢駅前の大通りで11日夜、水道管が破損して水があふれ出し、道路が冠水する事態となった。
あたり一面が水に覆われた金沢駅前。車が通るたびに激しく水しぶきが上がっている。
金沢市企業局によると水が噴き出したのは11日午後7時半過ぎ。地中にある水道管が破損し、道路が冠水したほか、周辺の地域では濁り水が発生した。
復旧作業は12日朝まで続き、その間、道路は片側交互通行となった。
今回、破損した水道管は敷設から50年近くが経過していて、「老朽化」が主な原因の1つとみられている。
こうした水道管の老朽化による被害は3年前にも…。金沢市中心部にある別の地区でも同様の被害が起きていた。
現在、金沢市の水道管の総延長はおよそ2500キロ。そのうち40パーセント以上にあたるおよそ1100キロは、敷設されてからの年数が耐用年数の目安とされる40年を超えている。
しかし、水道管の更新には多額の費用がかかるため昨年度はおよそ19キロ分の更新となっている。金沢市企業局では年に1度の漏水調査に加え、点検を強化するなどして対応していきたいとしている。