２５日（月）に発生した台風２０号は、今後、発達しながら北上し、強い勢力で小笠原諸島に接近する見通しです。小笠原諸島は大荒れとなり、本州の太平洋側でも、波やうねりが高くなる可能性があって注意が必要です。

台風２０号は、２６日（火）午後３時現在、フィリピンの東の海上にあって、ゆっくりと北東へ進んでいます。今後は、発達して２７日（水）には強い勢力となり、２８日（木）から２９日（金）にかけて、強い勢力を保ったまま小笠原諸島に接近する見通しです。

小笠原諸島では、２８日（木）から２９日（金）にかけて猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなりそうです。小笠原諸島で２８日（木）に予想される最大瞬間風速は４０～６０メートル、波の高さは１０メートルとなっています。電柱や電灯が倒れたり、ブロック塀が倒壊したりするような暴風となるおそれがあります。早めに台風への備えをし、暴風やうねりを伴う高波に厳重に警戒して下さい。

また、２９日（金）は、伊豆諸島でも大しけとなるおそれがあり、本州の太平洋側も、波やうねりが高くなる可能性があります。今後の情報にご注意下さい。

台風はその後、３０日（土）には日本のはるか東へ離れ、温帯低気圧に変わる見込みです。