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“最強の毒キノコ”千葉県内の公園で確認

2021年10月26日 21:10
“最強の毒キノコ”千葉県内の公園で確認

千葉県内の公園で、猛毒のキノコ「カエンタケ」が見つかっています。生活に身近な場所で見つかる毒キノコについて、自治体は定期的に見回りをして、注意を呼びかけています。

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9月に千葉県木更津市内の公園で撮影された、木の根元に生えるオレンジ色の物体。よく見ると、土から手が出ているようにも見えます。実は猛毒のキノコ、「カエンタケ」です。

専門家はこの「カエンタケ」について、他の毒キノコ以上に注意が必要だと言います。

千葉県立中央博物館 吹春俊光研究員
「触るとまず皮膚をおかすような成分を持っているということで、危ない。食べてしまったりすると非常に少量でも死亡に至るようなひどい症状がでてくるということで、現在では“最強の毒キノコ”ではないかと言われています」

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富士山のふもとにある山梨県山中湖村では今年、大量発生する事態になっています。

山中湖村ではブナなどの広葉樹が枯れる「ナラ枯れ」という被害が去年の30倍以上に広がったことが村の調査で判明。「カエンタケ」は「ナラ枯れ」を起こした木のそばで発生することから、山中湖村全域に広がっているというのです。

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これまでほとんど見られなかったという千葉県では今年、公園内で相次いで確認されています。

茂原市の茂原公園では8月に確認されたといいます。遊歩道のすぐ近くにあるカエンタケが発見された場所では、今も対策が続けられていました。そこには、カエンタケの特性がありました。

千葉県立中央博物館 吹春俊光研究員
「(カエンタケが生えた)木の周りに結構長い間、連続して発生している」

さらに茂原市では担当者が定期的に園内の見回りを実施しています。

茂原市都市建設部・都市整備課 渡辺保正係長
「(公園全体を見るが)特に遊具の周りとか、園路の周辺を見るようにしております」

特に小さい子供たちがカエンタケなどの毒キノコを誤って触ったり、口に入れたりしないよう、見つけたら除去しているといいます。

専門家は安易にとったり食べたりしないよう、注意を呼びかけています。

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