左胸に乳がん、誤って両胸摘出 千葉大病院
千葉大学病院は、左胸に乳がんが見つかった50代の女性患者について、誤って両胸を摘出する医療ミスがあったと発表しました。
不必要な手術が見つかったのは、2017年に千葉大学病院で行われた乳がん患者の乳房摘出手術です。病院によりますと、左胸に乳がんが見つかった50代の女性患者を担当していた男性医師が、左胸の病理検査の報告書を右胸の検査結果と思い込み、両胸の乳房を摘出する手術を行ったということです。
術後の検査で誤認が判明し、女性とその家族に説明と謝罪を行い、今月、示談が成立したということです。
千葉大学病院では、患者への病状説明の際に名前や部位の確認を徹底するなど再発防止に取り組むとしています。