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ソラシドエア 乗務前アルコール検査に不正

2021年9月3日 18:18

国土交通省は、宮崎市の航空会社「ソラシドエア」で乗務前のアルコール検査に不正があったとして、厳重注意を行ったと発表しました。

国土交通省によりますと、不正が行われたのは客室乗務員が乗務前に行うアルコール検査で、ことし3月、現場責任者の「先任客室乗務員」が指示し、ある客室乗務員の検査を、別の客室乗務員に行わせたほか、去年10月にもこの先任客室乗務員が、自身の検査を別の客室乗務員に行わせたということです。

さらに、3月の事案では、この便に乗務していた3人の客室乗務員が、勤務開始7時間前まで飲酒していたということで、いずれも、航空法に基づいて認可された運航規定に違反しており、国交省は、「このような不適切な行為等が行われたことは、コンプライアンス意識が欠如していると言わざるを得ず、極めて遺憾」として、厳重注意の行政指導を行いました。

また、原因の調査と必要な再発防止策を検討し、今月17日までに文書で報告するよう求めています。