国交省 デジタルマップで“盛り土”を抽出
静岡県熱海市で盛り土があった場所が崩落したことを受け、国土交通省はデジタルマップを利用し、盛り土の可能性がある場所の抽出を行うと発表しました。
赤羽国交相「整備済みのデジタルマップを利用した、全国における概略的な盛り土箇所の抽出を、約1か月をメドに実施するよう事務方に指示をしたところでございます」
赤羽国交相はこのように述べ、全国の盛り土の現状を把握するため、国土地理院が作成した地形図のデータなどを利用し、盛り土の可能性のある場所を抽出すると発表しました。
具体的には、2000年頃までの地形図データを「地形改変前」、2008年以降の測量データを「地形改変後」として比較し、標高差が5メートル以上あるものを抽出します。
作業は1か月をメドに行われ、抽出したデータは関係省庁や自治体に提供するということです。