中国政府は沖縄県の尖閣諸島について人工衛星などによる調査を行ったとして最新の地形図などをホームページに掲載しました。尖閣諸島の領有権をアピールする狙いがあります。

中国の自然資源部は２６日、尖閣諸島の地形や周辺の海底の地形について人工衛星などによる最新の調査を行ったとして、その結果をホームページに掲載しました。この中では今回の調査結果について、尖閣諸島での資源の管理や生態環境の保護の助けになると主張しています。

尖閣諸島をめぐっては、今年に入ってからも中国の公船が領海への侵入を繰り返すなど活動を活発化させています。中国側としては今回の調査を通じて領有権をアピールすると共に、日本への圧力をさらに強める狙いがあるとみられます。