“事務所荒らし”の一部始終 わずか2分で
10月24日。名古屋市内の事務所に設置された防犯カメラの映像には、窃盗の一部始終が映っていました。
日曜日の午前5時半ごろ、誰も来ないはずの事務所のシャッターが突然開けられ、フードをかぶった人物が現れました。辺りを見回すこともなく、一目散に机の引き出しに手を伸ばし、物色します。そして、何かを手に取り、一通り物色を終えると、椅子の上に置いてあったタブレットを持って、そのまま立ち去りました。時間にして、わずか2分の出来事でした。
被害者
「このように(シャッターが)閉まっていまして、中の鍵が開いている状態だった。それで、おかしいなと気がついて、中を開けてチェックしたところ、ぱっと見は普通なんですけど、引き出しの中に入っている現金やiPadなどが盗まれていた」
会社の経営者によりますと、事務所に保管されていた現金2万円とタブレット端末2台がなくなっていたといいます。
さらに男性の会社では、別の被害もありました。
被害者
「グループ会社で運営している2店舗分の飲食店のレジ金と売上金40万円ほどをもって逃走した」
この事務所からおよそ150キロメートル離れた岐阜県高山市にある飲食店のレジから、40万円が盗まれたといいます。離れた場所で起きた2つの事件。社内の事情を知る同一犯なのでしょうか。
被害者
「一番は気持ちが悪いですね。怒りうんぬんというよりも、あきれてしまっていて」
男性は警察に被害届を提出。建造物侵入と窃盗の疑いで逃げた人物の行方を追っています。