調布陥没「問題ない」地域でも地盤調査開始
去年10月に東京・調布市で起きた道路の陥没事故で、NEXCO東日本などは、「地盤に問題ない」としていた地域でも調査を新たに始めました。
3日、調布市の住宅街に、地盤調査のハンマーの音が響きました。周辺では去年10月、外環道の地下トンネル工事の真上にある住宅街の道路が陥没し、その後、地中に複数の空洞が見つかっています。
NEXCO東日本など事業者側は、これまで「地盤に問題ない」と主張してきた地域の2か所で、「住民の不安を払拭するため」として、3日から地盤調査を始めました。
付近の住民「もっと広い範囲、同じような地盤の脆弱(ぜいじゃく)性を抱えているところを調べてほしいと思ってたんですね。(事故から調査開始まで)1年は長すぎます」
NEXCO東日本などは、来年1月下旬まで付近を車両通行止めにして詳細な調査を行うとしています。