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観光地賑わうもGoTo待ちで宿泊控えも

2021年11月23日 19:33
観光地賑わうもGoTo待ちで宿泊控えも

今年最後の祝日となった、勤労感謝の日の23日、感染者の減少傾向が続く中、観光地などには多くの人がみられました。ところが、首都圏の観光地では、お得なGoToトラベル再開を待ち、宿泊を控える動きもみえています。



千葉県松戸市にあるショッピングモール「テラスモール松戸」では、クリスマスの飾り付けがされ、ストリートピアノを弾く子供の姿もありました。

賑わいを見せる店内には、両手に大きな袋を持つ人の姿もありました。

子供服などを購入した人
「子供の食べたいごはんを食べたりとか、自分のものを買ったりとか、今日は使っちゃいました。(いつもは)いって7000円くらい、きょう2万円くらい」

これまで自粛で我慢していた分、いつもよりお金を多く使う、いわゆる“リベンジ消費”がみられました。



23日、東京では、新たに17人の感染者が確認されました。新規感染者が下げ止まる都内では、街に多くの人が戻っていました。

人出の回復は観光地でも。神奈川県鎌倉市の商店街では、たくさんの人が行き交っていました。

東京からの観光客
「いっぱいいるなと思いました」

県内からの観光客
「年始の方がすいていたかもしれないです。今の方が混んで感じるかな」

地元でとれた、しらすがたっぷりのった名物の生しらす丼が味わえる飲食店では――。

鎌倉食堂・山内英之オーナー
「ここ1週間ぐらいは、コロナ前の8~9割くらいまでもどってきた印象です。今年いっぱいは苦しいかなと思っていたので、少し安堵しています」

観光客が戻ってきたと喜んでいました。

ところが、宿泊施設ではある異変を感じていました。

かいひん荘鎌倉・井上靖章代表
「(部屋の予約は)半分以下ですかね。2割、3割ぐらい。予約は戻ってきてないかなという印象はまだまだあります」

この旅館では、宿泊客がまだ回復をしておらず、23日も部屋の半分が埋まっていないといいます。

かいひん荘鎌倉・井上靖章代表
「鎌倉の全体の町をみますと、日帰りの方は回復されているようですけど、我々の宿泊業界にとっては、平日はほとんど半分以下という状況が続いております」

本来であれば、紅葉シーズンでかき入れ時だという11月。なぜなのでしょうか。

かいひん荘鎌倉・井上靖章代表
「GoTo(トラベル)が始まるという話も浮上してきていますので、そちらをみなさんまだ待っているのかなと。その恩恵をみなさんは待っていて、旅行控えが続いているのではないかな」

この旅館では、GoToトラベルが再開し、年明けの予約が増加すると見込んで、準備を進めているということです。