国交省など“軽石”回収とりまとめ案を議論
大量の軽石が沖縄県を中心に各地に漂着している問題で、国土交通省などは26日、効率的に回収する方法を検討する会議を開催し、最終とりまとめ案について議論しました。
国土交通省・遠藤仁彦技術参事官「現段階において、沖縄地方沿岸部の漂流、漂着する軽石群が消滅するような時期や見通しも立っていないというのが現状」
国交省などによりますと、軽石は26日朝までに、沖縄県や鹿児島県、東京都の伊豆諸島の計132の港に漂流、漂着が確認されていて、船が出港できなくなるなどの影響が出ています。
26日の会議は、沖縄県や鹿児島県で実際に実施された回収方法についてのメリットや課題点などが集約された最終とりまとめ案について議論を行いました。国交省は、今月末までにとりまとめ、全国の港湾管理者などに周知したいとしています。
また、沖縄の宮古島などで港への軽石侵入を防ぐためのオイルフェンスなどが不足しているということで、メーカーが加盟する関係団体に協力を要請し、相談窓口を設置したということです。