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“オミクロン株”感染者と同便到着約70人

2021年11月30日 18:22
“オミクロン株”感染者と同便到着約70人

日本でオミクロン株への感染が初めて確認されたことで、厚生労働省などは対応に追われています。

国内で初めてオミクロン株が確認されたことを受け、総理官邸では、午後5時ごろから後藤厚生労働大臣ら関係閣僚が緊急会議を行いました。

オミクロン株への感染が確認されたのは、28日、成田空港に到着したアフリカのナミビアに滞在歴のある30代の男性です。到着した際に、新型コロナの検査で陽性が判明し、国立感染症研究所が検体を調べた結果、オミクロン株への感染が分かりました。

東京都の小池知事は、この男性と同じ航空機で日本に到着した人がおよそ70人いて、そのうち、40人程度が都内在住で、現在、健康観察のため、自宅などで待機していることから、なるべく早く、都が用意した宿泊療養施設にうつってもらう考えを示しました。

同じ便で帰国した人は、成田空港の検疫では陰性が確認されていますが、都の関係者によりますと、オミクロン株の感染を広げないための対応だということです。

この後、後藤厚労大臣が取材に応じるほか、厚労省では、国立感染症研究所の脇田所長らが詳細について、会見を開く予定です。