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愛子さま ドレスとティアラへの思いとは?

2021年12月6日 18:07
愛子さま ドレスとティアラへの思いとは?

天皇皇后両陛下の長女、愛子さまの成年行事が5日に行われました。白いドレスとティアラには、二十歳を迎えた愛子さまのさまざまな思いが込められていました。



「愛子さま-!愛子さまー!」

祝福の声に包まれながら5日、成年行事に臨まれた愛子さま。

――愛子さまおめでとうございます

「ありがとうございます」

初めて着用された最も格式が高いドレス「ローブデコルテ」。皇后雅子さまと一緒に相談しながら作られたといいます。

間近で見た記者は――

日本テレビ宮内庁担当・笛吹雅子解説委員
「シルクの真っ白い生地でした。地模様が浮き上がってみえるような立体的な着物の帯に使われるような織物で、その分デザインはとてもシンプルで、若さにあふれるドレスだった。ゆっくりと歩いて出てこられたときには、その優雅さと、たたずまいにハッとしました。皇后さまに似ていらっしゃるなという印象」

成年皇族としての装い。そこには、国民に寄り添う愛子さまの思いが込められています。

日本テレビ宮内庁担当・笛吹雅子解説委員
「今回、愛子さまは、ティアラ・ネックレス・イヤリング・ブレスレット・勲章をとめるブローチも黒田清子さんから借用された」

女性皇族が成年になると新調されるティアラや宝飾品。愛子さまは今回、それらを新調せず、上皇ご夫妻の長女で叔母の黒田清子さんのものを身に着けられました。

コロナ禍で影響を受けた国民に配慮されたといいます。

その黒田さんも5日、お祝いのため皇居を訪れ、愛子さまの姿を見届けました。



愛子さまが上皇ご夫妻への挨拶のため移動された際には、多くの人が集まりました。

成年皇族となった愛子さまの姿を初めて見た人達は――

沿道の人
「とてもかわいくてすてきでした。手振ってもらったね」

沿道の人(70代)
「無事に大きくなられて本当によかったですね」

沿道の人(70代)
「おめでとうございました」

長年、愛子さまを取材してきた皇室ジャーナリストが注目したのは、愛子さまの“お手振り”の様子です。

長年、皇室を取材 井上茂男客員解説員
「丁寧に振り向くように応えて、小刻みに手を振られて、それがとてもさわやかな印象でした。小さい頃はなかなか笑顔をお見せにならず遠い感じだったが、そんなことはすっかり忘れさせるくらい、すてきな、やわらかい笑顔でいいなと思った」

愛子さまは今後、成年皇族として、宮中祭祀や儀式などに臨まれることになります。

日本テレビ宮内庁担当・笛吹雅子解説委員
「次にお姿が見られるのは1月1日の新年祝賀の儀、ローブデコルテの姿が見られることになる見込み」

毎年1月1日に行われる新年祝賀の儀。女性皇族方は、ローブデコルテにティアラの正装姿で出席されてきました。

しかし、今年は――

日本テレビ宮内庁担当・笛吹雅子解説委員
「新型コロナの感染拡大に鑑みて、(女性皇族は)ティアラを着用されませんでした。来年も(コロナの)影響が続いていることを考えると、ティアラの着用を控えられるかもしれません。ただそれは直前に決められるということでした」

成年皇族としての歩みを始められた愛子さま。

皇室の新年恒例行事「歌会始」では、初めて歌を詠まれる予定です。3月には、記者会見に臨まれます。