西日本や東日本は大気の状態が不安定となっていて、午後5時現在も所々で雨雲が発達しています。5日（金）夜遅くにかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、道路の冠水や低い土地の浸水などに十分な注意が必要です。

西日本や東日本には、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいる上、上空には強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定です。

午後5時現在、九州から甲信地方の所々で局地的に雨雲が発達していて、大阪府の枚方では、午後5時までの1時間に33.5ミリの激しい雨を観測しました。

気象庁のキキクル（危険度分布）によると、大阪の高槻市付近や京都の城陽市では浸水害の危険度が高まっている所もあります。

この後も、近畿や東海、北陸などでは5日（金）夜遅くにかけて、局地的に激しい雨や非常に激しい雨の降るおそれがあります。道路の冠水や低い土地の浸水などに十分注意するとともに、大雨となった地域では土砂災害に厳重な警戒が必要です。

さらに、大気の不安定な状態は6日（土）も続く見込みで、6日（土）は西日本を中心に発雷確率がきょう以上に高くなっています。午前中は雨が降っていなくても急な雷雨となるおそれがありますので、お出かけや復旧作業などの際は、天気の急変に十分ご注意ください。