災害時想定しドローンで輸送訓練 神奈川県
神奈川県は災害時を想定したドローンによる物資の輸送訓練を行いました。
神奈川県が10日に行った訓練では、土砂災害により道路が寸断されたとの想定で、車両を使用して物資を輸送できないためドローンを用いておよそ1キログラムの重さの医薬品を孤立した避難所まで届けました。
これまで神奈川県内で、ドローンは災害時の被害状況の確認以外に使われたことはなく、物資の輸送を行うのは初めてです。
訓練を行った山北町は、今年3月、17年ぶりに改訂された富士山の噴火による被害を想定した「富士山ハザードマップ」で溶岩が県内で最も早く到達すると想定されていて、県の担当者は「土砂災害に限らず、溶岩流など様々な災害に応用できるようにドローンを活用したい」としています。