福島原発 水素爆発した1号機の内部映像
2011年の福島第一原発事故で原子炉がメルトダウンし水素爆発を起こした1号機・内部の新たな映像が公開されました。
公開された映像は、先月26日、原子力規制委員会が撮影した福島第一原発1号機の原子炉建屋・内部のもので、水素爆発が起きた最上階の一つ下の4階部分、オレンジ色のタンクはIC=「非常用復水器」の一部です。
ICは、外部からの電源が切れても原子炉の冷却を可能とするもので、当時、1号機にとって「最後のとりで」とも言えるものでしたが、実際、ICは動かず、東京電力もそれに気づかないままメルトダウンに至りました。
今回は、前回の調査よりもICを詳しく撮影することができたほか、損傷がほとんどなく、爆発などで壊れた形跡も見つからなかったということです。
規制委員会では、当時の状況について詳しい調査を続ける方針です。