山口・防府市でのり面崩落、集落が孤立 土砂の撤去作業続く
今回の大雨で山口県防府市ではのり面が崩落し一部で集落が孤立していて現在、復旧工事が続けられています。
今月7日から降り続いた大雨の影響で、防府市向島小田地区の県道では10日、のり面が崩落しました。
崩落したのり面の大きさは高さ25メートル、幅15メートル。
小田地区には49世帯97人が住んでいて土砂が流れ込み県道をふさいだことで、地区の一部が孤立しています。
これまで、地元の消防団などが孤立した集落に市が用意した食料や飲料水、それに物資や人を運んでいます。
小田地区自治会長・伊達英俊さん
「高齢者の世帯もありますから、病気の方の搬送というか薬等も踏まえてどうするべきかというのが一番課題になっている状況」
電柱や電線の損傷による停電は10日午後7時半ごろに復旧しましたが、現場では現在も土砂の撤去作業が続けられています。
県では、11日夕方の開通を目指しています。