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検疫所職員がオミクロン株“渡航歴なし”初

2021年12月17日 0:12
検疫所職員がオミクロン株“渡航歴なし”初

関西空港検疫所の職員が新型コロナウイルスのオミクロン株に感染しました。海外渡航歴のない人のオミクロン株感染が確認されたのは日本で初めてです。

オミクロン株への感染が確認されたのは、検疫所が管理する新型コロナ陽性者の宿泊療養施設で勤務する関西空港検疫所の30代の女性職員です。

厚生労働省によりますと、女性職員は今月13日に新型コロナ陽性が確認され、ゲノム解析で16日、オミクロン株が確認されました。国内で、海外渡航歴がない人のオミクロン株への感染が確認されるのは初めてです。

女性職員が勤務していた療養施設では、3人の入国者でオミクロン株が確認されていましたが、女性職員は直接、陽性者と接する業務には就いていなかったということです。

また、現時点で、女性職員と同じ施設で勤務していた検疫所の職員6人が濃厚接触者として特定され、いずれも陰性だということです。

厚労省は、女性職員が療養施設で感染したことが強く疑われるとし、専門家を派遣し感染経路を調べています。