“処理水”放出 原子力規制委が審査開始
東京電力による福島第一原発の処理水を大幅に薄めて海に放出する計画について、原子力規制委員会は24日から審査を開始しました。
福島第一原発にたまり続ける処理水について、東京電力は放射性物質のトリチウムを国の基準値以下に大幅に薄めて海に放出する計画で、原子力規制委員会に対し21日(火)に申請を行いました。
24日の会合は、原子力規制委員会と東京電力とをオンラインで結んで行われ、処理水を十分に薄められる設備になっているかや、新たに海底に作る放出用のトンネルの設計などについてまずは審査していくことになりました。
東電は地元の自治体などへの説明も進め、規制委員会の認可が得られ次第、来年6月には建設工事に取りかかり、海への放出は再来年の春から始めたい考えです。