九州電力・玄海原発3号機が発電を再開 来月上旬には通常運転復帰へ
定期検査中だった佐賀県の玄海原子力発電所3号機の発電が再開されました。
九州電力は原子炉等規制法で求められているテロ対策施設が完成したことを受け10日、玄海原発3号機の運転を再開しました。
3号機は核分裂反応が連続しておこる「臨界」に達していて、安定していることを確認した上で12日、午後3時に発電を再開しました。
今後、徐々に出力を上げていき、九州電力は来月上旬には通常運転に復帰させたいとしています。
電力供給の余力を示す予備率について、九州電力は今月7.4%と、安定供給に最低限必要な3%を上回っています。
九電によりますと、12日の玄海原発の発電再開により、この数字から、さらに0.2ポイント程度改善する見通しだということです。