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関東に雪の予報 都心でも“警報級の大雪”の恐れ

2022年2月9日 21:48
関東に雪の予報 都心でも“警報級の大雪”の恐れ

北海道・札幌市では、記録的大雪から3日がたった9日も、列車の運休など、市民生活への影響が続いています。そして10日は東京都心でも、先月の大雪に匹敵する大雪となる恐れも出ていて、気象庁などは緊急で交通機関の乱れなどへの注意を呼びかけました。

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9日午後5時ごろ、東京・新橋駅には、家路を急ぐ人の姿が…。

街の人
「夕方の仕事はキャンセルして、明日在宅にします」

10日は、東京23区など、都心で大雪となる恐れがでているのです。

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3日前、統計開始以来、1位となる大雪に見舞われた北海道・札幌市。除雪や排雪が進まず、9日も、住宅街にはうずたかく積まれた雪が残されていました。

札幌圏の列車が、一時、全面運休となったJR北海道では、徐々に再開しているものの、いまだ半分ほどの運転となっています。

大きな影響をもたらした雪。10日は、東京都心でも大雪の可能性が出ています。10日の明け方から、夜にかけて、関東の広い範囲で雪が降る予報となっていて、東京23区など、首都圏で雪が積もる恐れがあるのです。

この雪はさらに、“警報級の大雪”となる可能性もあります。

気象庁
「気温が予想より低くなった場合には、東京23区をはじめ、関東南部の平野部でも、警報級の大雪となる可能性がある」

東京都心では、先月6日、10センチの積雪を観測。「大雪警報」も出され、立ち往生が起きるなどの影響が出ていました。

今回も、この時に匹敵する大雪になる可能性があるのです。

全日空や日本航空は、10日の羽田空港発着の、一部の便の欠航を発表。備えが進んでいて、羽田空港では、航空機用の除雪車がずらり並んでいました。つばさなどに吹き付ける、除雪液を温めるボイラーなどの点検作業が行われていました。先月の大雪の時には約30台が稼働しました。

全日空モーターサービス 小林茂太さん
「社員一丸となって除雪車の点検を行い、航空機の運航を支えていきたい」

また、JR東日本など各社は、雪の状況によっては、列車の遅れの可能性があるとしています。

首都高速道路では、「計画的・予防的通行止め」を行う予定がある、と発表しました。

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こうした中、都内の靴店には、“前回の雪の教訓”からか、滑らない靴を求める客の姿がありました。

「長靴が滑るので、対策しようと思って」

「滑らない靴を買いに来ました」

シュープラザ吉祥寺本店では、雪の予報を受けて、急きょ、雪対策のコーナーを展開。

シュープラザ吉祥寺店 本山高康母店長
「午前中で、長靴で40~50くらいは(売れた)。想定以上には売れてしまっている」


新橋駅近くの宿泊施設では…

安心お宿プレミア新橋駅前店 佐藤聡美支配人
「やはり雪の予報がされてから、2、3日前から徐々に予約が増えていった。だいたい、10~15件くらいは入っていて、これからどんどん入ってくるかなという感じ」

交通機関の乱れなどを気にしてか、数日前から予約が増加。店の前の道路が凍らないよう対策をするということです。

スーパーでは、“巣ごもり”の動きも加速しています。

30代主婦
「食材を買い込みたいと思って。次の週頭までは持つくらい、食材を買うつもりで来ています」

60代主婦
「4~5日(分)買いだめですね」

その一方で、心配の声をあげる人もいます

宅配の人気メニュー、ピザ。積雪でおうちにこもる人が増えれば、注文も増えるかと思いきや…

ナポリの窯マネジャー 尾形秀雄さん
「雪の中での運転に不慣れ、というところも大きいので、積雪して運転が難しい、という判断となった場合は、店は閉めます」

雪道の配達には危険がつきまとうため、営業をやめる可能性があるというのです。

さらに、今週末は3連休。スタッフを1.5倍に増員していましたが、思わぬタイミングの雪予報に…

尾形さん
「だいぶきびしいですね」

再び都心に迫り来る“大雪”。関東北部などで15センチ、東京23区では5センチの予想となっています。

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