「世話している家族がいる」小学6年生の6.5% “ヤングケアラー”厚労省調査
いわゆる「ヤングケアラー」について、厚生労働省が小学6年生を対象に行った実態調査で、「世話をしている家族がいる」との回答が6.5%にのぼることがわかりました。
厚労省は、家族の世話や家事を日常的に行う子ども「ヤングケアラー」の実態について調査し、全国で抽出した350校のおよそ1万人の小学6年生から回答を得ました。
その結果、「世話をしている家族がいる」と回答した小学6年生は6.5%で、このうち「きょうだい」の世話が71.0%、「母親」の世話が19.8%でした。また、「平日1日あたりに世話に費やす時間」では、「3時間未満」が52.4%と最も多く、「7時間以上」が7.1%でした。
厚労省は「本人がヤングケアラーである自覚がない場合もあり、周囲が気づくという視点を持つことが大事だ」としています。