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藤島ジュリー前社長の手紙…母メリー氏との“確執”や「パニック障害」明かす 会見欠席で井ノ原氏が代読

2023年10月2日 21:14
藤島ジュリー前社長の手紙…母メリー氏との“確執”や「パニック障害」明かす 会見欠席で井ノ原氏が代読

2日午後2時からジャニーズ事務所が記者会見を開きました。会見では藤島ジュリー景子前社長の手紙が読み上げられ、母のメリー氏や叔父のジャニー氏との関係、そして、被害者救済に取り組む決意が明かされました。

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東山紀之社長
「故・ジャニー喜多川氏と完全に決別する決意を示すため、社名を10月17日付で『SMILE-UP.』と変更します」

現ジャニーズ事務所は名前を変え、被害者の救済・補償に特化した組織になることが発表されました。その事務所に残り「被害者と向き合う」という藤島ジュリー景子前社長。体調を考慮して会見は欠席、代わりに手紙が読み上げられました。

藤島ジュリー景子前社長の手紙
「このたび叔父ジャニー喜多川により、性被害にあわれた方々に改めて心からお詫び申し上げます。加害者の親族としてやれることが何なのか考え続けております。ジャニーズ事務所は名称を変えるだけでなく、廃業する方針を決めました。叔父ジャニー、母メリーが作ったものを閉じていくことが、加害者の親族として私ができる償いだと思っております」

冒頭、改めて謝罪を述べました。

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その後、ジュリー氏が述べたのはジャニー氏やメリー氏との関係について。

藤島ジュリー景子前社長の手紙
「私は4年前に母親であるメリーからジャニーズ事務所を相続いたしました。ジャニーズ事務所は、ジャニーだけではなく、私の母であるメリーも権力を握っていたと思います。ジャニーと私は生まれてから一度も二人だけで食事をしたことがありません。会えば、普通に話をしていましたが、深い話をする関係ではありませんでした。ジャニーがある種、 天才的に魅力的であり、皆が洗脳されていたのかもしれません。私も含め良い面を信じたかったのだと思います。そして母メリーは、私が従順な時はとても優しいのですが、私が少しでも彼女と違う意見を言うと気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした」

母メリー氏との確執が明かされました。ジュリー氏は、ある障害があったといいます。

藤島ジュリー景子前社長の手紙
「20代の時から、私は時々、過呼吸になり倒れてしまうようになりました。当時病名はなかったですが、今ではパニック障害と診断されています。私は、そんなメリーからの命令でジャニーズ事務所の取締役にされておりましたが、事実上、私には、経営に関する権限はありませんでした」

引き続き、ジャニーズ事務所の株式を100%保有したまま、被害者の救済・補償に専念することになります。

藤島ジュリー景子前社長の手紙
「なぜ私が100%の株主で残るのかと多くの方々から批判されました。実は多くのファンドの方々や企業の方々から、私個人に有利な条件で買収のお話も沢山頂いております。しかし100%株主として残る決心をしたのは、他の方々が株主で入られた場合、被害者の方々に法を超えた救済が事実上できなくなると伺ったからでした。今後私は補償とタレントの心のケアに専念し、それ以外の業務には一切あたりません」

最後に述べたのは、ジャニーズを消滅させるという強い決意でした。

藤島ジュリー景子前社長の手紙
「ジャニーズ事務所を廃業することが、私が加害者の親族としてやりきらねばならないことなのだと思っております。ジャニー喜多川の痕跡を、この世から一切、無くしたいと思います」

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